岐阜県産業技術総合センター

レジスター 〜特別支援学校向けレジスターアプリ〜

 特別支援学校では、月に1〜2回、喫茶店/模擬店など、販売を伴う職業訓練を行っているところがあります。そのような場面で、接客とお金の受け渡しの補助になるレジスターアプリです。

初めて使う

 レジスターアプリを初めて使うときの手順を説明します。

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 レジスターアプリを初めて起動したときは、右のような画面が表示されます。

 まずは、「サンプルデータを使う」をタップしてみてください。

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 レジアプリの商品選択画面が表示されます。ここからがレジでの接客になります。

 上の緑色の領域には、お客様に対して話す内容が書かれています。ここでは、「伝票をお預かりします。」と言いましょう。

 続いて、商品の入力です。ここでは、お客様が持ってきた伝票に、アイスティーと書かれていたとします。アイスティーの下にある「ご購入」ボタンをタップします。

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 左の方にある「ご注文」欄に、アイスティーが追加されました。

 このアイスティーの下にある「−+」ボタンをタップすることで、注文数を増減できます。

 ご注文欄の右に「喫茶」「調理」・・・と並んでいます。喫茶以外の商品を選ぶときは、そこをタップします。

 お客様が購入した商品をひととおり入力し終わったら、「次へ」ボタンをタップします。

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 続いて、代金を受け取る画面です。

 上の緑色の領域には、商品の合計金額が表示されています。お客様に合計金額を伝えましょう。

 お客様から代金を受け取ります。ここでは、500円玉を受け取ったとしましょう。500円玉の絵(またはその下にある+ボタン)をタップします。

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 500円玉が表示されました。

 間違えたときは、右の500円玉の下にある−ボタンで減らすことができます。

 商品の合計金額以上になったので、「次へ」ボタンをタップします。

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 おつりを渡す画面が表示されます。

 画面にはおつりが表示されています。画面を見ながらおつりを取り出しましょう。

 上の緑色の領域には、預かった金額とおつりの金額が表示されています。金額を伝えながら、おつりを渡しましょう。

 おつりを渡し終わったら、レジの仕事は終了です。「終了」ボタンをタップすると、商品選択画面に戻ります。

売り上げの確認

 1日の売り上げを確認します。

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 商品選択画面の右上にある「売上」ボタンをタップします。

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 売り上げ画面が表示されます。

 左から、日付選択欄、レシート選択欄、レシートの詳細欄になります。

 日付選択欄には、データの残っている日付が表示されます。日付を選択すると、レシート選択欄にその日の情報が表示されます。

 レシート選択欄には、一番上に1日の売り上げが、その下に1日分のレシートの情報(レシート番号、発行時刻、商品数、合計金額)が表示されます。1日の売り上げまたはレシートを選択すると、レシートの詳細欄が表示されます。

 レシートの詳細欄には、商品の情報(単価、数量、金額)、内税額、合計額などの情報が表示されます。

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 右上の共有ボタンを押すことで、売り上げデータを他のアプリに送ることができます。売り上げデータはCSV形式で出力されます。

 プリンターがつながっていると、「ジャーナルを印刷」「班ごとのジャーナルを印刷」ボタンが有効になります。ボタンをタップすると、1日分の売り上げデータが出力されます。

設定

 各種設定を行います。

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 商品選択画面の左上にある「設定」ボタンをタップします。

店舗・商品の編集

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 画面左の上部に、店舗一覧が表示されます。画面右半分に、店舗の情報が表示されます。

 店舗一覧の店舗をタップすると、右半分の店舗情報が切り替わります。

 店舗を追加するときは、右上の「+」ボタンを押してください。店舗の並べ替えや削除を行うときは、「編集」ボタンを押してください。

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 店舗名、住所、電話番号、ロゴマークはそれぞれタップすることで編集できます。

 店舗情報の下に、班の一覧が並んでいます(ここでは班と表現していますが、商品の分類と読み替えてもよいでしょう)

 班の追加は「追加」ボタン、班の削除/並べ替えは編集ボタンで行います。

 各班の右端にある「>」ボタンをタップすると、各班毎の商品編集画面に切り替わります。

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 班名は、漢字・かな両方を入れてください。

 個別の商品は、写真、名称、金額、軽減税率対象かどうかを編集できます(本アプリでは、内税のみに対応しています。消費税は、レシート、ジャーナルに反映されます。「軽減税率対象」をオンにすると、「ご購入」ボタンが「店内で飲食」「持ち帰り」に変わります)

 班商品追加は「追加」ボタンで行います。

 「選択」ボタンを商品を複数選択できます。選択すると「削除」ボタンがタップできるようになります。

 各商品を長押しすると、ドラッグによって商品の移動ができます。

プリンターの設定

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 EPSON製レシートプリンタ(58mm幅)をBluetooth接続することで、レシートのプリントアウトができます(TM-m30、TM-T88Vでの動作確認を行っています)。事前に、設定アプリを起動し、Bluetooth接続してください。

 「プリンターを使用」スイッチで、プリンターを使用するかどうか決定します。

 Bluetooth接続されたレシートプリンタが機種一覧に表示されるので、使用するプリンタをタップしてください。

 接続したプリンターのシリーズ(名称が最も近い物)をタップしてください。

画面の設定

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 画面設定では、表記などに関する設定が行えます。

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 「漢字をかな表記」をオンにすると、各画面の漢字がかな表示に変わります(各設定画面、レシートは漢字表記のままです)

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 「セリフの数字をかな表記」をオンにすると、セリフ部分(緑色の背景)の数字がかな表示に変わります。

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 「商品の列数」を増やすと、一度に表示できる商品数が増えます。iPad Proなどでご利用ください。

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 「商品画像を表示」をオンにすると、商品画像が表示されます。

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 「購入する数を数値で入力」をオンにすると、いくつ購入するかをテンキーで入力するようになります。

消費税の設定

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 消費税率が変更された年月日、標準税率、軽減税率を設定します。

テキストの設定

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 「ご購入」「店内で飲食」「持ち帰り」の各ボタンの表記を変えることができます。